認知症を発症した人や知的障害などによって、財産管理や、安全な暮らしの継続が難しくなった人をバックアップするのが、成年後見人制度です。家族など親族が後見人になることもありますが、近年では、司法書士さんや行政書士さんなど専門職の人が成年後見人に選任されるケースが増えています。
お一人暮らしで親族との交流が少なかったり、親族間でどのように後見するか意見が食い違っていたり、専門職の人が選ばれるのには、さまざまな背景があるようです。
実際、この10年くらいの間に、後見人の先生からお葬儀のご依頼をいただくことがごく普通のことになりました。
こうしたお葬儀では、ご家族がお葬儀に参列することは、あまり多くありません。
私たちスタッフだけでお遺骨を拾ったりすることもあります。
そのため、ご友人や家族、後見人の先生が来てくださるだけで、私たちは何だかホッとします。お見送りしてくださる人がいて良かったと思います。きっとこれからは、こういうお葬儀が増えていくのかなと思うと、少し寂しい気持ちになりますが、この成年後見人制度がないと困る方が増えていくと思います。
今回は、後見人の先生がお越し下さり、火葬場でのお式が終了しました。お遺骨は私たちが預かりしばらくの間は保管させていただきます。
故人様のご冥福をお祈りいたします。
お急ぎの方は必ずお電話でご連絡ください。